米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは11日、中国経済の状況が悪化を続けているにも関わらず、最高指導者の習近平国家主席が懸念した形跡がなく、景気刺激策を支持する気持ちもないと報じた。
中国経済の低迷を前に、経済官僚が最近数カ月、ますます緊張を高めて会合を開き、対策の話し合いを繰り返している。著名経済学者数人も、大胆な行動を採るよう呼びかけているが、習国家主席への権力集中が進み、経済官僚には権限奪われており打つ手がない。
中国では最近の数週間、大手不動産会社が債務不履行の瀬戸際に追い込まれ、十数億ドルの債務の返済が危ぶまれている。中国政府はにわかに住宅購入の刺激策を拡大したが、それまでの数カ月間はわずかな利下げなど、小さな対策を行っただけだった。
習主席は、景気てこ入れに向けた具体的な指示を何も行わない中、地方政府の官僚も、失政を理由に責任を追究されることを恐れ状況の座視を続けた。
◇出典
https://cn.wsj.com/articles/%E4%B9%A0%E8%BF%91%E5%B9%B3%E4%B8%A5%E6%8E%A7%E6%9D%83%E5%8A%9B-%E9%98%BB%E7%A2%8D%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E6%9B%B4%E6%9C%89%E5%8A%9B%E5%9C%B0%E6%8F%90%E6%8C%AF%E7%BB%8F%E6%B5%8E-9af3d6db
https://www.rfa.org/mandarin/Xinwen/7-09112023155657.html
◇参考情報