
北京と河北では台風5号(トクスリ)の影響による豪雨に加え、当局が洪水の対策として遊水地への放水を始めたことが水害の被害を拡大している。豪ABC放送中国語版の1日の報道によれば、専門家は「中国政府が放水量を制御しないと、民衆の生命財産を守れない」と指摘している。(写真は
ABCのサイト)
北京・天津・河北(京津冀)首都圏では7月29日以降の豪雨で、道路の水没や自動車が流される事態が続発し、少なくとも20人が死亡、数十万人が被災した。
中国の国家洪水干ばつ対策本部は、8月1日未明から河北や天津一部地域で遊水地への放水を始めた。天津静海と西青の両区、河北のタク(さんずいに豚のつくり)州市が含まれる。中国メディアの荊楚網によると、天津市静海区は1日、「東淀遊水地」内の村落23カ所に暮らす住民23万人の避難を始めた。
オーストラリア大学の許洪章研究員は、中国当局による放水の規模に懸念を示した上「中国政府は放水量を制御して、下流にある民衆の生命と財産へを守るべきだ」と述べた。
中国環境保護組織公衆・環境研究センター(IPE)の馬軍主任は「放水が関連地区の住民に被害をもたらすのは必至。政府は損害保険などを使って、損害の減少を図るべきだ」と述べた。
◇出典
https://www.cna.com.tw/news/acn/202308020061.aspx
https://www.abc.net.au/chinese/2023-08-01/china-beijing-rainfall-flood-death-hebei-doksuri/101840600
http://news.cnhubei.com/content/2023-08/02/content_16331183.html
◇参考情報

北京と河北では台風5号(トクスリ)の影響による豪雨に加え、当局が洪水の対策として遊水地への放水を始めたことが水害の被害を拡大している。豪ABC放送中国語版の1日の報道によれば、専門家は「中国政府が放水量を制御しないと、民衆の生命財産を守れない」と指摘している。(写真は
ABCのサイト)
北京・天津・河北(京津冀)首都圏では7月29日以降の豪雨で、道路の水没や自動車が流される事態が続発し、少なくとも20人が死亡、数十万人が被災した。
中国の国家洪水干ばつ対策本部は、8月1日未明から河北や天津一部地域で遊水地への放水を始めた。天津静海と西青の両区、河北のタク(さんずいに豚のつくり)州市が含まれる。中国メディアの荊楚網によると、天津市静海区は1日、「東淀遊水地」内の村落23カ所に暮らす住民23万人の避難を始めた。
オーストラリア大学の許洪章研究員は、中国当局による放水の規模に懸念を示した上「中国政府は放水量を制御して、下流にある民衆の生命と財産へを守るべきだ」と述べた。
中国環境保護組織公衆・環境研究センター(IPE)の馬軍主任は「放水が関連地区の住民に被害をもたらすのは必至。政府は損害保険などを使って、損害の減少を図るべきだ」と述べた。
◇出典
https://www.cna.com.tw/news/acn/202308020061.aspx
https://www.abc.net.au/chinese/2023-08-01/china-beijing-rainfall-flood-death-hebei-doksuri/101840600
http://news.cnhubei.com/content/2023-08/02/content_16331183.html
◇参考情報