中国青年層の失業率、実質46.5%=北京大副教授が見方

20230720失業 中国国家統計局の17日の発表によると、中国の6月の失業率は16~24歳の若年労働層で21.3%になった。しかし、中国の経済メディア、財新は、北京大学の張丹丹副教授の文章を引用して、勤労意欲に乏しい「寝そべり族」や親のすねかじり約1600万人を失業者とみなすなら、青年層の実質的な失業率は3月には46.5%に達したと報じた。台湾の中央通信社と米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)が19日伝えた。(写真はRFAのサイト)

 張副教授の文章は17日夜、財新で発表され、表題は「恐らく過小評価されている青年失業率」。閲覧は有料だが、その後2日間に文章の一部か全部が、中国のネット上で拡散した。

 文章によれば、張副教授の研究チームが長江デルタ地域の求人情報サイトを調べたところ、2022年末の新型コロナウイルスの感染拡大が、江蘇蘇州や昆山の製造業に深刻な影響を与えた。感染拡大が終息した3月でも、就業人数はコロナ前の3分の2にとどまった。

 3月以降、技術職の就職は改善がみられる。このため3月以降の若年労働層の失業率の上昇は、普通の大学卒業生の就職状況を反映している。大学卒業生が労働市場において、深刻な供給過剰となっていることを示している。

 張副教授によれば、中国若年労働層の高い失業率は、長期にわたる構造的な矛盾がもたらしたもので、大学卒業生の供給が短期間に大幅に増えたことの結果。季節的な傾向からみて、若年労働層の失業率は7~8月も上昇を続ける。賃金低下の予測も導き出せるという。

◇出典

https://www.cna.com.tw/news/acn/202307190400.aspx

中国青年層の失業率、実質46.5%=北京大副教授が見方

20230720失業 中国国家統計局の17日の発表によると、中国の6月の失業率は16~24歳の若年労働層で21.3%になった。しかし、中国の経済メディア、財新は、北京大学の張丹丹副教授の文章を引用して、勤労意欲に乏しい「寝そべり族」や親のすねかじり約1600万人を失業者とみなすなら、青年層の実質的な失業率は3月には46.5%に達したと報じた。台湾の中央通信社と米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)が19日伝えた。(写真はRFAのサイト)

 張副教授の文章は17日夜、財新で発表され、表題は「恐らく過小評価されている青年失業率」。閲覧は有料だが、その後2日間に文章の一部か全部が、中国のネット上で拡散した。

 文章によれば、張副教授の研究チームが長江デルタ地域の求人情報サイトを調べたところ、2022年末の新型コロナウイルスの感染拡大が、江蘇蘇州や昆山の製造業に深刻な影響を与えた。感染拡大が終息した3月でも、就業人数はコロナ前の3分の2にとどまった。

 3月以降、技術職の就職は改善がみられる。このため3月以降の若年労働層の失業率の上昇は、普通の大学卒業生の就職状況を反映している。大学卒業生が労働市場において、深刻な供給過剰となっていることを示している。

 張副教授によれば、中国若年労働層の高い失業率は、長期にわたる構造的な矛盾がもたらしたもので、大学卒業生の供給が短期間に大幅に増えたことの結果。季節的な傾向からみて、若年労働層の失業率は7~8月も上昇を続ける。賃金低下の予測も導き出せるという。

◇出典

https://www.cna.com.tw/news/acn/202307190400.aspx

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