
中国当局が、2022年10~12月期の「火葬遺体数」を公表せず、この時期の新型コロナウイルスの爆発的感染による死者数の推計ができなくなっている。住民からはこれまでにも、当局が発表したコロナの死者数は、高齢者が含まれていないため「でたらめ」との指摘が出ていた。台湾の中央通信社が14日伝えた。(写真は
中央通信社のサイト)
上海市民の1人は中央通信社に対し、昨年12月、遼寧省に住む市民の母親が肺炎を発症、コロナの感染は明らかだったが「病院は認めなかった」と述べた。当時、遼寧のある病院では、高齢者が1日に350人死亡したという。
別の上海市民も、父親が昨年12月にコロナに感染、今年1月に死去したと述べた。復旦大学新聞学院教授の張力奮教授も、昨年12月に父親をコロナで亡くしたと語るなど、昨年末ごろ、親族の高齢者がコロナで死去したとの証言は数多い。
中国疾病対策予防センターによれば、昨年12月8日から今年2月9日までの病院でのコロナの死者は計8万3150人。しかし、市民の多くはでたらめとみている。しかし「火葬遺体数」が未公表のため、実際の死者数の推計は困難だ。 米ニューヨーク・タイムズは2月、この時期の中国のコロナによる死者数が100万~150万人に上るとの推計を報じた。
中国国家統計局の2021年のデータによると、同年の死者数は1014万人、「火葬遺体数」は596万3000人。当局は別に「火葬率」を58.8%と発表しており。21年のデータと一致している。
◇出典
https://www.cna.com.tw/news/acn/202306140150.aspx
○北京で高齢者の死亡急増 火葬など施設不足が深刻化

中国当局が、2022年10~12月期の「火葬遺体数」を公表せず、この時期の新型コロナウイルスの爆発的感染による死者数の推計ができなくなっている。住民からはこれまでにも、当局が発表したコロナの死者数は、高齢者が含まれていないため「でたらめ」との指摘が出ていた。台湾の中央通信社が14日伝えた。(写真は
中央通信社のサイト)
上海市民の1人は中央通信社に対し、昨年12月、遼寧省に住む市民の母親が肺炎を発症、コロナの感染は明らかだったが「病院は認めなかった」と述べた。当時、遼寧のある病院では、高齢者が1日に350人死亡したという。
別の上海市民も、父親が昨年12月にコロナに感染、今年1月に死去したと述べた。復旦大学新聞学院教授の張力奮教授も、昨年12月に父親をコロナで亡くしたと語るなど、昨年末ごろ、親族の高齢者がコロナで死去したとの証言は数多い。
中国疾病対策予防センターによれば、昨年12月8日から今年2月9日までの病院でのコロナの死者は計8万3150人。しかし、市民の多くはでたらめとみている。しかし「火葬遺体数」が未公表のため、実際の死者数の推計は困難だ。 米ニューヨーク・タイムズは2月、この時期の中国のコロナによる死者数が100万~150万人に上るとの推計を報じた。
中国国家統計局の2021年のデータによると、同年の死者数は1014万人、「火葬遺体数」は596万3000人。当局は別に「火葬率」を58.8%と発表しており。21年のデータと一致している。
◇出典
https://www.cna.com.tw/news/acn/202306140150.aspx
○北京で高齢者の死亡急増 火葬など施設不足が深刻化