コロナ対策緩和で受診者殺到 各地で医療提供体制逼迫

 20221213院香港メディアの香港01によると、中国当局が新型コロナウイルスの対策に絡む規制を大幅緩和し、全病院に新型コロナウイルス陽性者の受け入れを求めた結果、病院の外来に受診者が殺到し、各地で医療提供体制が逼迫(ひっぱく)し始めた。病院スタッフのコロナ感染拡大で、人手が不足したことも逼迫に追い打ちを掛けている。(写真は香港01のサイト画面)

 北京では抗がん剤治療が受けられないがん患者が数千人に上る。近隣の河北省石家荘市では、肺がん患者1人が症状が悪化したが、受診できたのは8日後だった例もある。

 鳳凰Timesによると、河北省のある大規模病院では、医療スタッフ約300人のうち12月3日以降に半数が感染。人員不足が深刻化している。また、この病院のベッド1000床のうち、3分の2はコロナ感染者用に確保され、一般患者は重体でない限り受け入れを拒否されている。

 北京のある著名病院では、医師多数が感染。しかし、病院当局はPCR検査も抗原検査も受けさせないため、実態が分からない。感染した医師らも業務を続けている。

 黒竜江省ハルビン市のある慢性腎炎患者が、2日に1回必要な人工透析が、6日間も受けられていない。通院先の病院内でコロナの陽性者が発生し、人工透析室のスタッフ全員が隔離されたためという。

◇参考情報

「ゼロコロナ」緩和は抗議活動の成果 共青団中央が認める

コロナ対策緩和で受診者殺到 各地で医療提供体制逼迫

 20221213院香港メディアの香港01によると、中国当局が新型コロナウイルスの対策に絡む規制を大幅緩和し、全病院に新型コロナウイルス陽性者の受け入れを求めた結果、病院の外来に受診者が殺到し、各地で医療提供体制が逼迫(ひっぱく)し始めた。病院スタッフのコロナ感染拡大で、人手が不足したことも逼迫に追い打ちを掛けている。(写真は香港01のサイト画面)

 北京では抗がん剤治療が受けられないがん患者が数千人に上る。近隣の河北省石家荘市では、肺がん患者1人が症状が悪化したが、受診できたのは8日後だった例もある。

 鳳凰Timesによると、河北省のある大規模病院では、医療スタッフ約300人のうち12月3日以降に半数が感染。人員不足が深刻化している。また、この病院のベッド1000床のうち、3分の2はコロナ感染者用に確保され、一般患者は重体でない限り受け入れを拒否されている。

 北京のある著名病院では、医師多数が感染。しかし、病院当局はPCR検査も抗原検査も受けさせないため、実態が分からない。感染した医師らも業務を続けている。

 黒竜江省ハルビン市のある慢性腎炎患者が、2日に1回必要な人工透析が、6日間も受けられていない。通院先の病院内でコロナの陽性者が発生し、人工透析室のスタッフ全員が隔離されたためという。

◇参考情報

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