
米非営利組織フリーダムハウスは、14日発表したリポート「中国抗議モニター」で、今年6~9月の3カ月間、中国全土で計668件の抗議活動が起きたことを明らかにした。抗議活動の参加者は、未完成住宅や労働問題、詐欺、政府の厳しい新型コロナウイルス対策などに不満の声を挙げた。(写真は
RFAのサイト画面)
抗議活動のうち636件はオフラインで行われ、少なくとも8775人が参加した。4分の1は、中国当局の弾圧を受け、75件では政府などによる暴行が行われた。
抗議活動は未完成住宅関連が最多で214件。コロナ対策への抗議は37件で、大規模な街頭デモやSNSでのハッシュタグ運動を含んでいる。発生場所は全土の全国の14の省(直轄市)に及んだ。
抗議活動の発生場所は、北京近郊の河北が77件で最も多く、河南省の72件、広東と陝西の49件がこれに続いた。抗議活動の標的は、企業や地方政府が33%で、中央政府の3%を大きく上回った。
リポートをまとめたケビン・スレートン氏は、米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)の取材に対し「中国共産党が長年、民間の抗議活動への鎮圧制度を築き上げてきたが、中国人は多様な方法で抗議を行っている」と話している。
◇出典
https://freedomhouse.org/article/china-despite-restrictions-citizens-conducted-hundreds-protests-across-china-recent-months
https://freedomhouse.org/sites/default/files/2022-11/CDMNov2022FINAL_0.pdf
https://www.rfa.org/mandarin/yataibaodao/renquanfazhi/bx-11162022131005.html
◇参考情報

米非営利組織フリーダムハウスは、14日発表したリポート「中国抗議モニター」で、今年6~9月の3カ月間、中国全土で計668件の抗議活動が起きたことを明らかにした。抗議活動の参加者は、未完成住宅や労働問題、詐欺、政府の厳しい新型コロナウイルス対策などに不満の声を挙げた。(写真は
RFAのサイト画面)
抗議活動のうち636件はオフラインで行われ、少なくとも8775人が参加した。4分の1は、中国当局の弾圧を受け、75件では政府などによる暴行が行われた。
抗議活動は未完成住宅関連が最多で214件。コロナ対策への抗議は37件で、大規模な街頭デモやSNSでのハッシュタグ運動を含んでいる。発生場所は全土の全国の14の省(直轄市)に及んだ。
抗議活動の発生場所は、北京近郊の河北が77件で最も多く、河南省の72件、広東と陝西の49件がこれに続いた。抗議活動の標的は、企業や地方政府が33%で、中央政府の3%を大きく上回った。
リポートをまとめたケビン・スレートン氏は、米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)の取材に対し「中国共産党が長年、民間の抗議活動への鎮圧制度を築き上げてきたが、中国人は多様な方法で抗議を行っている」と話している。
◇出典
https://freedomhouse.org/article/china-despite-restrictions-citizens-conducted-hundreds-protests-across-china-recent-months
https://freedomhouse.org/sites/default/files/2022-11/CDMNov2022FINAL_0.pdf
https://www.rfa.org/mandarin/yataibaodao/renquanfazhi/bx-11162022131005.html
◇参考情報