台湾の中央通信社によると、新型コロナウイルスの感染拡大により、広東省深セン市は14日、7日間のロックダウン（都市封鎖）に踏み切った。中国の「一線都市」での都市封鎖は初めて。同市は中国有数の工業都市で、産業の影響が懸念される。（写真は香港０１のサイト画面）
広東省東莞市も14日から、7日間の都市封鎖に入った。現地の台湾系の住民によると、公共交通機関は運休しているが、企業は業務を継続しており、ロックダウンの雰囲気がない。ただ、渋滞の発生などで出勤が不便となり、ネット上では不満の声が出ているという。
深セン市では、台湾の電子機器大手、鴻海科技集団（フォックスコン）が米アップルのｉＰｈｏｎｅの受託製造の停止を宣言した。同社の動向は、深セン工業の指標となっているため注目を集めている。
香港のＬＥＤメーカー、聯宇科技の台湾人総経理によると、東莞市では、工場の操業は止まっていないが、原材料の供給が、地球規模の新型コロナの影響を受けている。また、原材料の調達では、香港と深センの感染状況の悪化が与える影響がさらに大きいという。
中国メディアによると、東莞市の大朗鎮で3月1日、コロナの集団感染が発生。東莞市の副市長ら幹部6人が解任された。東莞市では14日から、住民が同市を離れることを原則的に禁止し、公共交通機関を停止した。
◇出典
https://www.cna.com.tw/news/acn/202203140333.aspx
https://www.cna.com.tw/news/acn/202203140279.aspx
https://www.hk01.com/%E5%8D%B3%E6%99%82%E4%B8%AD%E5%9C%8B/746516/%E7%96%AB%E6%83%85-%E6%9D%B1%E8%8E%9E%E5%AE%A3%E5%B8%83%E5%85%A8%E5%B8%82%E5%85%AC%E4%BA%A4%E5%9C%B0%E9%90%B5%E5%81%9C%E9%81%8B-%E6%9A%AB%E5%81%9C%E5%A0%82%E9%A3%9F-%E9%96%8B%E5%B1%95%E5%A4%9A%E8%BC%AA%E6%AA%A2%E6%B8%AC?itm_source=universal_search&itm_campaign=hk01&itm_content=all&itm_medium=web
◇参考情報