遼寧省大連市衛生健康委員会は16日、同市で新型コロナウイルスに感染した新規患者4人を15日に確認したと発表した。大連市で確認された地元感染の新規患者は13日が60人、14日が25人で、今回の感染拡大に歯止めが掛かった可能性がある。

　地元ニュースサイトの東北新聞網によると、大連市政府の担当者が15日夕、記者会見し、市民全員を対象とした3回目のＰＣＲ検査で、ホテルで隔離中の人や、感染者の接触者を除き、全員が陰性だったと公表。今回の感染拡大が転換点を迎えたと指摘した。

　担当者によると、国家衛生健康委員会の指導で、大連市には全国から感染症の専門家ら93人が支援に訪れたほか、医療物資が続々到着している。遼寧省政府の手配で、省内各市から医療スタッフと機材が送られ、ＰＣＲ検査を支援している。

　また、大連市民の生活物資を確保するため、農産品を輸送するトラックの市内乗り入れを優先。市内の大型スーパーマーケット5店に、コメ170トン、野菜128トン、豚肉20トンなどを運び入れたという。

　ただ、担当者は745万人の市民に対し「不要不急の場合は大連を離れない」よう改めて呼びかけた。また、構内の寮に足止めされている大学生らに対し、感染防止対策への理解を求めるとともに、健康観察などで積極的に協力するよう求めた。

◇出典

　遼寧省大連市衛生健康委員会は16日、同市で新型コロナウイルスに感染した新規患者4人を15日に確認したと発表した。大連市で確認された地元感染の新規患者は13日が60人、14日が25人で、今回の感染拡大に歯止めが掛かった可能性がある。

　地元ニュースサイトの東北新聞網によると、大連市政府の担当者が15日夕、記者会見し、市民全員を対象とした3回目のＰＣＲ検査で、ホテルで隔離中の人や、感染者の接触者を除き、全員が陰性だったと公表。今回の感染拡大が転換点を迎えたと指摘した。

　担当者によると、国家衛生健康委員会の指導で、大連市には全国から感染症の専門家ら93人が支援に訪れたほか、医療物資が続々到着している。遼寧省政府の手配で、省内各市から医療スタッフと機材が送られ、ＰＣＲ検査を支援している。

　また、大連市民の生活物資を確保するため、農産品を輸送するトラックの市内乗り入れを優先。市内の大型スーパーマーケット5店に、コメ170トン、野菜128トン、豚肉20トンなどを運び入れたという。

　ただ、担当者は745万人の市民に対し「不要不急の場合は大連を離れない」よう改めて呼びかけた。また、構内の寮に足止めされている大学生らに対し、感染防止対策への理解を求めるとともに、健康観察などで積極的に協力するよう求めた。

◇出典