台山原発1号機で燃料破損 検査のため一時停止

22021年8月1日核 香港メディアの香港01によると、中国広核集団(CGN、広東省深セン市)は7月30日、傘下の台山原子力発電所(広東省江門市)1号機で燃料棒に破損が見つかったとして、「安全第一」の方針に従い、検査のため停止を決めたと発表した。(写真は香港01のサイトの画面)

 CGNによれば、同原発の1、2号機は世界最初の欧州加圧水型炉(EPR)原子炉。運転開始から安全運転を続けており、これまで原子力安全法規などが定める指標を満たしてきた。1号機で少量の燃料棒が破損したが、技術面の基準が許す範囲のもので、今後も発電ユニットの安定した運転は可能だとしている。

 米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、台山原発を共同運営する仏電力公社(EDF)も声明を発表。同原発の決定は、EDFと同じ原発管理手順に基づいていると指摘した。

 同原発を巡っては米CNNが6月、同原発で放射線が漏れたと報じたことから、内外から注目が集まった。当時、中国国家核安全局の責任者も、少量の燃料棒の被覆管に問題があったと認めたが、原発は停止しなかった。同原発の1号機の一部で放射線量の上昇を確認したが、同局は放射線漏れは起きていないと説明している。

◇参考情報◇

広東台山原発、周辺放射線量は正常値内と発表
広東台山原発で放射線漏れ 「影響なし」と当局

台山原発1号機で燃料破損 検査のため一時停止

22021年8月1日核 香港メディアの香港01によると、中国広核集団(CGN、広東省深セン市)は7月30日、傘下の台山原子力発電所(広東省江門市)1号機で燃料棒に破損が見つかったとして、「安全第一」の方針に従い、検査のため停止を決めたと発表した。(写真は香港01のサイトの画面)

 CGNによれば、同原発の1、2号機は世界最初の欧州加圧水型炉(EPR)原子炉。運転開始から安全運転を続けており、これまで原子力安全法規などが定める指標を満たしてきた。1号機で少量の燃料棒が破損したが、技術面の基準が許す範囲のもので、今後も発電ユニットの安定した運転は可能だとしている。

 米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、台山原発を共同運営する仏電力公社(EDF)も声明を発表。同原発の決定は、EDFと同じ原発管理手順に基づいていると指摘した。

 同原発を巡っては米CNNが6月、同原発で放射線が漏れたと報じたことから、内外から注目が集まった。当時、中国国家核安全局の責任者も、少量の燃料棒の被覆管に問題があったと認めたが、原発は停止しなかった。同原発の1号機の一部で放射線量の上昇を確認したが、同局は放射線漏れは起きていないと説明している。

◇参考情報◇

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