中国の恣意的拘束に反対 58カ国外相が共同宣言

22021年2月16日人 米公共放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)によると、カナダ、米英日豪など58カ国の外相が15日、「国対国の関係における恣意(しい)的な拘束に反対する宣言」に署名した。宣言は、特定国を名指ししていないが、カナダ政府関係者は、中国やイラン、ロシア、北朝鮮による外国人の拘束を憂慮したものと指摘した。(写真はVOAのサイト画面)

 宣言はカナダ政府が主導した。カナダのガルノー外相は「(恣意的な拘束という)違法で不道徳はやり方は、法の支配を破壊するもの」と述べた。中国紙・環球時報(英語版)は、「中国を挑発する行為だ。中国は恐れることも、妥協することもない。カナダは、最もひどいやり方で、仕返しを受けるだろう」との専門家の見方を伝えた。

 米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、中国当局は2018年12月、カナダの元外交官、マイケル・コブリグとカナダ人の朝鮮問題専門家、マイケル・スパバの両氏をスパイ容疑で拘束した。カナダ当局が18年末、華為技術(ファーウェイ)の孟晩舟副会長を拘束したことに対する報復とみられている。

★参考情報★
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