新型コロナウイルスのワクチンと偽り、生理食塩水を販売したとして、江蘇、北京、山東の警察は、容疑者約80人を拘束し、偽ワクチン3000本を押収した。新華網などが伝えた。
中国で国産の新型コロナワクチンの接種が始まる中、容疑者は昨年9月以降、ワクチンに見せかけて生理食塩水を入れた薬剤充填済み注射器を高値で販売していた。
中国疾病対策予防センターによると、中国各地の新型コロナワクチンの接種回数は、1月31日現在、延べ2400万回に達した。
中国では、新型コロナワクチンをめぐって、振り込め詐欺グループも暗躍。各地の疾病対策予防センター名義でショートメッセージを送り、ワクチン接種の予約とともに、料金支払いを求める事例が頻発している。