山東省政府の新型コロナウイルス対策本部が1日、記者会見し、山東省棗荘市の食品会社、山東久旭生物科技が天津港経由でウクライナから輸入したホエイパウダーから新型コロナの陽性反応が出たと発表した。ホエイパウダーを使い加工したナツメの菓子からも陽性の反応があった。菓子は、既に市場に流通しており、当局が追跡を行っている。ニュースサイトの騰訊網などが伝えた。
ウクライナから輸入したホエイパウダーは約10トンで、ナツメの菓子の製造に使われた。当局が調べたところ、工場とホエイパウダー、包装材、ナツメの菓子などから収集したサンプル460点のうち64点から陽性反応があったという。
製品は、山東省臨沂市や江蘇省徐州市、連雲港市、安徽省蕪湖市など全国で販売された。オンラインの履歴管理プラットフォームで調べたところ、菓子は全国25省で販売され、多くの省で新型コロナの陽性反応が出た。
記者会見での発表によると、山東省政府の専門家チームは「菓子から検出された新型コロナウイルスの核酸は、かけらかほとんど活性化していない。人に感染する可能性は極めて小さい」と結論づけた。
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