空母「遼寧」の艦隊、フィリピン南東沖航行

　防衛省・統合幕僚監部は２日、中国海軍の航空母艦「遼寧」を含む複数の中国海軍艦艇が1日から2日にかけ、フィリピン南東部の海域を航行したと発表した。（写真は防衛省・統合幕僚監部の広報文より）

　同部によれば、遼寧などの艦艇は9月27日から沖ノ鳥島の南と南西沖約630～1520キロの海域を航行。海上自衛隊はこの間、遼寧の艦載機が約130回、艦載ヘリコプターが約90回の計約220回、発着艦を行ったことを確認した。

　遼寧などの艦艇は9月20～26日にも、沖ノ鳥沖の南や南西、約280～1020キロの海域を航行。この際も艦載戦闘機とヘリが計約410回の発着艦を行った。9月27日以降を含めて発着艦の回数は計約630回に上った。