中国警察、英アストラゼネカの中国籍5人拘束

 2024年9月6日アストラ英紙ガーディアンによると、中国の警察が、英製薬大手アストラゼネカの中国籍の現職と元職員計5人を拘束した。5人は、同社の抗がん剤のマーケティング事業に従事していた。データプライバシーの侵害や、未承認の医薬品の輸入の疑いで取り調べを受けているとみられる。(写真は星島日報のサイト)

 ブルームバーグ通信によれば、捜査は広東省深セン市の警察が主導し、5人は今年夏の早い時期に拘束された。中国では未承認の肝臓がん治療薬の輸入に関与していた疑いが持たれている。患者のデータを収集し、中国のプライバシー保護法に違反した疑いもある。

 アストラゼネカは「中国で少数の職員が捜査の対象となっていると承知している。現時点でこれ以上、共有できる情報はない」とのコメントを発表した。

 中国政府は昨年から、製薬やヘルスケア部門を対象に、リベートや公的基金の不正利用を巡る汚職取り締まり活動を強化している。

◇出典

https://www.theguardian.com/business/article/2024/sep/05/china-detains-five-astrazeneca-staff-in-investigation-over-data-privacy-and-import-breaches

◇参考情報
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