中学定期試験の問題で日本軍賛美 当局が関係者処分

2024年3月27日日軍 中国メディアの中華網によると、四川省成都市新都区の政府は25日、区内の中学校の3年生を対象にこのほど行われた定期試験で、現代国語の問題文に不適切な内容が含まれていることが分かり、関係した教員らに対し停職などの処分を行ったと発表した。(写真は星島日報のサイト)

 問題文は小説の一部で、日中戦争中の旧日本軍大佐が主人公。八路軍(共産党系中国軍)に捕らえられた自分の息子を、誤って爆殺してしまう内容。大佐が人間的に描かれる一方、八路軍に「共軍」や「逃走」など侮蔑的な表現を使ったことが問題視された。

 成都市新都区の25日の発表によると、試験の問題文に不適切な箇所が見つかったため、合同調査チームを立ち上げて調査を実施。担当教師と上司を停職処分としたほか、他の関係者も処分した。

 問題文の小説は「ツツジの花落つ」の題名で、河南省安陽市湯陰県の中学校長が昨年、ネット上で発表した。中国の報道によれば、湯陰県教育局の担当者は26日、校長は既に免職処分となったと話した。

 中国では先に、ノーベル文学賞を受賞した作家の莫言氏が、作品の「赤いコーリャンの家族」中で、日中戦争中の中国軍を侮蔑的に描いたとして激しい批判を受けた。莫言氏は戦争で犠牲になった英雄と全国人民に謝罪した。

◇出典

https://3g.china.com/act/news/10000169/20240326/46301459.html

https://www.rfa.org/mandarin/Xinwen/2-03262024145152.html

https://std.stheadline.com/realtime/article/1989222/%E5%8D%B3%E6%99%82-%E4%B8%AD%E5%9C%8B-%E6%88%90%E9%83%BD%E6%9C%89%E5%AD%B8%E6%A0%A1%E4%B8%AD%E6%96%87%E8%A9%A6%E5%8D%B7%E7%8F%BE%E7%BE%8E%E5%8C%96%E4%BE%B5%E8%8F%AF%E6%97%A5%E8%BB%8D%E6%96%87%E7%AB%A0-%E6%B6%89%E4%BA%8B%E6%95%99%E8%81%B7%E5%93%A1%E5%8F%8A%E9%99%A2%E9%95%B7%E9%81%AD%E5%81%9C%E8%81%B7%E4%BD%9C%E8%80%85%E8%A2%AB%E5%85%8D%E8%81%B7

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