中国メディアの第一財経によると、李強首相は5日、第14期全国人民代表大会(全人代、国会に相当)で行った政府活動報告で、今年の新規大卒者が1170万人を超え、過去最多になるとの見通しを明らかにした。首都経済貿易大の専門家は「新規大卒者の就職は一つの課題だ。青年が就職・起業できる新分野の開拓が必要となる」と述べた。
中国の新規大卒者は22年に初めて1000万人を突破。23年には1100万人を超えて1158人となった。24年は新規大卒者がさらに増えることになり、青年の就職問題は長期化しそうだ。
李首相は今年の目標として、都市部の新規就職者1200万人以上、都市部の失業率5.5%前後を掲げた。
政府活動報告は、雇用の確保が最優先課題だと指摘。財政や金融政策で安定的な採用を支援するほか、人員整理抑制、特別融資、社会保険料の補助などの政策を着実に実施し、採用を拡大した業界と企業への支援を強化する。
同大の専門家によれば、23年は都市部の失業率が5.2%前後に維持され、労働市場の大きな変動は免れた。しかし、賃金上昇は停滞しているほか、失業率には就職活動をしていない労働者数を反映していない可能性がある。
◇出典
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1792654616287959027&wfr=spider&for=pc
https://www.chinatimes.net.cn/article/134595.html
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