コンベンション施設解体中に崩落　4人死亡　大連

中国メディアの中国新聞網によると、遼寧省大連市で20日午後5時17分ごろ、コンベンション施設「大連国際会展中心」の解体工事中に構造物が崩落し、作業員4人が死亡した。中国政府の住宅都市農村建設省が26日明らかにした。（写真は星島日報のサイト）

　同省は遼寧省都市農村建設庁に、事故を教訓とするため状況をウェブサイトで公開するよう求めるとともに、解体作業中の事故防止を指示。事故原因の調査を行い、経過と原因を報告書にまとめて、4月までに映像資料とともに同省系の専用サイトで公開するよう求めた。

　同省はさらに、遼寧省の同庁に対し、事故を起こした企業の責任者を拘束するとともに「安全生産許可証」の取り消しなどを求めた。

　中国では工事中の建物の崩落事故がしばしば発生。2023年10月には、広東省韶関市曲江区で、建築中の2階建ての建物が突然崩落し、作業員5人が死傷した。8月には浙江省餘姚市泗門鎮の化粧品包装材製造会社で、建築中の鉄骨構造の建物が崩れ、作業員12人が死傷した。

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