花火で住宅火災が頻発 消火設備不備で死者も

 2024年2月13日花火香港メディアの東網によると、広東省広州市の住宅団地で春節(旧正月)の2月10日未明、住民が打ち上げた花火が高層住宅の15階のベランダに当たり火災が起きた。消防隊が出動し約1時間後に消し止めた。けが人はなかった。中国では春節で花火と爆竹を楽しむ習慣があるが、この団地では禁止されていた。(写真は星島日報のサイト)

 春節が近づくとともに、中国各地で花火と爆竹に絡む事故が頻発。中国メディアの光明報などによると、1月30日夜には、貴州省貴陽市にある住宅団地の高層住宅の14階で、花火が原因で火災があり、住民の女性(72)が逃げ遅れて死亡した。消火栓のホースの接続口の部品が失われ、最初の消火ができなかったことも被害を広げた。

 内モンゴル自治区フフホト市の住宅団地でも2日、1階の商店の関係者が打ち上げた花火が、高層住宅11階のエアコンの室外機に当たり火災が起きた。消防局は、花火を打ち上げた女性に罰金500元(約1万円)の支払いを命じた。

 浙江省嘉興市の住宅団地でも1月4日、住民の男児(12)が地上で花火を打ち上げたところ、5階の1戸のベランダに当たり火災が起きた。同日、江蘇省常州市でも、花火の火が草に燃え移り、近くの店舗1店まで燃え広がった。どちらもけが人はいなかった。

 1月1日には、湖南省長沙市の住宅団地で、子ども2人が花火で遊んでいたところ、周辺の燃えやすいものに火が着いた。けが人はいなかったが、停車中の電動バイク13台が全焼した。

◇出典
https://hk.on.cc/hk/bkn/cnt/cnnews/20240212/bkn-20240212130039741-0212_00952_001.html

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