航空ファンが外国情報機関に協力=国安省が警告

航空機 中国メディアの光明網によると、中国の情報機関、国家安全省は6日、SNS(交流サイト)の公式アカウントで、中国の航空ファンの一部が、外国情報機関の誘いを受けて、情報窃取の協力者になっているとして異例の注意喚起を行った。

 同省によると航空ファンの一部は、SNSを通じて外国情報機関から、装置の無料提供や航空情報の交換などを餌に依頼を受け、中国の民間航空機の飛行データなどを提供していた。

 外国情報機関は航空ファンを通じて、渤海や東シナ海、南シナ海沿岸の各省に大量の装置を配置し、民間機と軍用機のデータを集めていたという。英BBC放送の中国語版サイトによれば同省は装置の具体的な名称を明らかにしていない。

 中国当局が2021年11月、航空機追跡サイト「フライト・トレイダー24」の使用を禁じた際、中国メディアは、このサイトが希望者を募り、航空機情報収集用の装置「ADS-B」約300台を配布したと報じている。

 同省は6日の注意喚起によれば、外国情報機関が配った装置は高性能で、全地球測位システム(GPS)チップを搭載。航空機を指定して位置を特定した上、情報を海外のサーバーに送っていたという。

◇出典

https://m.gmw.cn/2024-01/06/content_1303622737.htm

https://www.bbc.com/zhongwen/simp/chinese-news-67931646

◇参考情報
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