中国メディアの光明網などによると、8月3日午後6時ごろ湖南省耒陽市の小学校正門付近の路上で、男が刃物を振り回し、通行人数人を襲った。耒陽市公安局（警察）によると2人が死亡、3人が負傷した。警察は傷害容疑で男（31）を拘束した。死傷者には子どもが含まれている。
目撃者によると、襲撃現場は耒陽若蘭小学校の正門付近で、30歳前後の男が路地から走り込み、刃物で切りつけた後、さらに近くのマージャン店に押し入って居合わせた人を襲ったという。複数人を負傷させた後、駆け付けた警察官に取り押さえられた。
現場映像では、住宅の裏手の草地に1人が倒れ、別の道路脇にも負傷者が倒れており、医療スタッフが担架で負傷者を搬送する様子が確認できる。
別の映像には、白い半袖Tシャツを着て短髪の男が取り押さえられている姿が映っていた。地元住民によると、被害者の多くは子ども。血だまりの中で女児1人が倒れているのが見えたという。
2025年に入り中国各地で無差別殺傷事件が相次いで発生している。1月31日には江蘇省南京市六合区で男による刃物無差別襲撃があり、4人が死亡、8人が負傷した。
また、宜興市にある工芸職業高専では11月16日、試験不合格などを動機に刃物で学生らを襲い、8人が死亡、17人が負傷し、容疑者は死刑判決を受けた。
さらに、雲南省の病院でも無差別の刃物襲撃があり、2人が死亡、21人が負傷した事件が発生している。
◇参考情報
◇出典
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1839482018172669897&wfr=spider&for=pc
https://udn.com/news/story/7332/8915672?from=udn-catebreaknews_ch2
https://www.stheadline.com/realtime-china/3487212/%E6%B9%96%E5%8D%97%E7%94%B7%E5%AD%90%E7%95%B6%E8%A1%97%E6%8C%81%E5%88%80%E7%84%A1%E5%B7%AE%E5%88%A5%E6%AE%BA%E4%BA%BA-2%E6%AD%BB3%E5%82%B7%E5%8C%85%E6%8B%AC%E5%AD%B8%E7%94%9F