フィリピン軍は24日、米比合同演習「バリカタン」が21日から5月9日まで行われると発表した。22日午前、バブヤン諸島の南西沖の海域で、中国の空母「山東」がフィリピンの海域に進入するのが確認された。同日正午には、フィリピン海軍がダルピリ島の北西沖で、中国の電子偵察艦「天樞星」が航行しているのを見つけた。台湾メディアの中時新聞網が伝えた。(写真は統合幕僚監部の広報資料より)
防衛省統合幕僚監部は23日深夜、当日午前11時ごろに海上自衛隊が「山東」と055型駆逐艦「延安」が宮古島の南約790キロ、すなわち北ルソン海域を航行しているのを確認したと発表した。
同部は「山東」艦上で艦載戦闘機およびヘリコプターの離着陸を確認した。九州・佐世保を拠点とする護衛艦「ありあけ」が警戒・監視および情報収集のために出動した。
中国人民解放軍東部戦区の公式微信アカウントによれば、東部戦区報道官の施毅陸軍大佐は24日、米軍のミサイル駆逐艦「ローレンス」が23日に台湾海峡を通過したことに対し、「中国側は海空軍部隊を派遣し、通過行動を全過程で監視・警戒し、法に基づき効果的に対応した」と述べた。
◇参考情報
https://www.chinatimes.com/newspapers/20250425000972-260303?chdtv
https://www.mod.go.jp/js/pdf/2025/p20250423_02.pdf