清明節前に「紙銭」の火災多発 北京で車9台全半焼

25年4月4日紙銭  祖先を供養する祝日「清明節」(4月4日)を前に、「紙銭」を燃やす習慣が各地で見られる中、安全対策の不備による火災が相次いだ。北京市朝陽区では3月30日、女性(44)が強風の中、交差点付近で紙銭を燃やしたところ、停車中の車に火が燃え移り、7台が全焼、2台が半焼した。女性は警察に勾留された。(写真は事件を伝える東網のサイト)

 上海市楊浦区でも3月28日、女性が自宅近くで紙銭を燃やして祭祀をして後、灰を道路脇のごみ箱に捨てたところ、まもなく炎上。近くに停車中の高級車、ポルシェに燃え移りほぼ全焼した。けが人はなかったが、女性は15万元(約300万円)の修理費の負担を求められている。

 北京市朝陽区の火災で女性は、紙銭を集めて「平安・健康」を祈っていたが、燃え残りに水を掛けたりする処置を怠り現場を離れていた。

 紙銭を燃やしていた場所から約2メートルほど離れた空き地では、鉄製フェンスの下のすき間に枯れ草が茂っており、燃え残りの火の粉が引火。炎はフェンスの下部を通り抜けて一気に広がり、付近に駐車中の複数の車両に燃え移った。

 上海市楊浦区の火災も、女性が紙銭の灰を不用意にごみ箱に捨てたことが原因。北京の火災とともに、残り火の処理を怠ったことが重大な損害につながった。
 

◇出典

https://std.stheadline.com/realtime/article/2061785/%E5%8D%B3%E6%99%82-%E4%B8%AD%E5%9C%8B-%E4%B8%8A%E6%B5%B7%E5%A5%B3%E6%B8%85%E6%98%8E%E7%87%92%E5%86%A5%E9%8F%B9-%E7%84%9A%E6%AF%80%E9%84%B0%E5%B1%85%E4%BF%9D%E6%99%82%E6%8D%B7%E8%B3%A0%C2%A515%E8%90%AC

https://hk.on.cc/hk/bkn/cnt/news/20250403/bkn-20250403180303707-0403_00822_001.html

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