広東でハモ食べた6人中毒、フグの100倍の毒性

 広東省珠海市で24日、水産物市場で購入したハモの一種を食べた一家6人が吐き気や下痢の食中毒症状を訴え病院に運ばれた。いずれも症状は重く26日現在、集中治療室(ICU)で治療を受けている。27日付南都都市報が伝えた。

 病院によると、ハモに含まれる有毒物に中毒したもので、フグの100倍の毒性があるという。

 一家は市場でハモの一種を買い、家で煮て食べた。食後数時間して気分が悪くなり、食中毒の症状のほか関節痛や発疹が出た。一家のうち、魚の腹の部分を食べた女性は症状が特に重いという。

 珠海市食品薬品監督管理局によると、サンゴ礁に生息する大型魚は有毒物シガトキシンを含む場合があり、深刻な食中毒を引き起こすことがある。
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