高速道路で車多数が追突　7台炎上、2人死亡　山西

　中国メディアの新京報などによると、山西省呂梁市の青銀高速道路で15日午前、車多数が追突し少なくとも7台が炎上した。山西省当局によれば、30代の夫婦が死亡した。山西省の高速警察隊などが事故原因を調べている。

　関係者によれば、夫婦の車が前方を走っていた小型車に追突。その後、後方から来たトラックが衝突して炎上した。火はトラック5台と小型車2台に燃え広がった。夫婦は、車が前後の車にはさまれて逃げ遅れた。

　目撃者のトラック運転手によると、事故現場付近の一般道を走行中、近くの高速道路で激しい爆発が起こり、巨大な火の玉が車両の上に立ち上るのが見えた。その後、複数の大型トラックが次々と炎上し、濃い黒煙を上げたという。

　この運転手によれば、前夜に地元では降雪があり、道路が凍結していたため、事故の一因となった可能性がある。事故後、付近の複数の高速道路入り口と薛公嶺トンネルが一時閉鎖された。

  　山西省では臨汾市郷寧県の呼北高速道路の西家塔トンネルで昨年3月19日、走行中の大型観光バスが側壁に激突した。乗客ら51人のうち運転手を含む14人が死亡、37人がけがした。