中印が国境問題で5年ぶり会談 緊張緩和さらに進展

2024年12月19日インド 米公共放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)によると、中国の王毅外相は18日、北京で、インドのアジット・ドバル国家安全保障担当補佐官と両国の国境問題について会談を行った。両国の特別代表による会談は5年ぶり。両国の緊張緩和がさらに一歩進んだ。(写真はRFAのサイト)

 中国外務省によると、両国は国境地帯の平和維持と両国関係の健全な発展で合意した。また、インドの参拝客によるチベットの聖地巡礼、国境を跨ぐ河川管理での協力、国境貿易の推進でも一致。さらに来年インドで、中印の特別代表による会談を再度行うことでも合意した。

 米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、中印両軍は2020年、ヒマラヤのガルワン渓谷で衝突し、インド側に20人、中国側に4人の死者が出た。今年10月23人、インドのモディ首相と中国の習近平国家主席がロシアで5年ぶりに会談し、関係改善に向け大きく前進した。

◇出典

https://www.voachinese.com/a/china-and-india-agree-on-six-point-consensus-as-they-resume-high-level-border-talks-20241218/7905717.html

https://www.rfa.org/mandarin/zhengzhi/waijiao/2024/12/18/china-india-border/

◇参考情報
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