15年行方不明の女性、農家で発見　警察が男拘束　山西

　中国メディアの極目新聞などによると、15年前に行方不明となった山西省晋中市の女性（45）が同市和順県の農家で見つかり、警察が捜査して身元を確認した上、実家へ帰還した。女性は発見された農家に一男一女がおり、警察は主人の男を拘束して事情を聴いている。（写真はRFAのサイト）

　中国では2022年、江蘇省徐州市の農村の民家で、監禁中の中年女性が見つかった。誘拐と人身売買の被害者で、男女8人の子どもを生んでおり社会に大きな衝撃を与えた。山西省の事件は、徐州市の監禁事件を連想させ、再び大きな波紋が広がっている。

　女性は2008年に工学修士の学位を取得し、博士課程に進学する直前に精神病を発症。治療を終えて帰宅した2010年初めに行方不明になった。家族が警察に通報した上、行方を探したが手掛かりが得られなかった。

　今年11月25日、行方不明者を探すボランティアが和順県で中年女性の件を親族の女性から告げられ、警察に通報。警察が捜索して中年女性を救出した。女性は実家に戻った後、山西省太原市の病院で治療を受けている。

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