59人死傷の住宅火災、違法改造の電動バイクが火元

2024年11月28日南京 中国メディアの光明網によると、今年2月23日早朝、江蘇省南京市雨花台区の住宅団地「明尚西苑」の34階建ての6号棟で発生し15人が死亡、44人が重軽傷を負った火災で、江蘇省政府の調査班は、違法改造の電動バイクに積まれた超大容量のリチウムイオン電池が熱暴走したことが出火原因だったと結論づけた。(写真は星島日報のサイト)

 調査班によれば、6号棟1階に置かれた電動バイクから出た火は、周辺の電動バイクや中庭に置かれた可燃物に燃え広がった。炎と高温の有毒ガスは、中庭に面した窓から各住戸に流れ込み、多数の死傷につながった。

 調査班によれば、火元となった電動バイクのメーカーは、国家基準に合わない製品を販売。電動バイクの持ち主は、個人事業者が違法に生産した超大容量のリチウムイオン電池をネットで購入しバイクに自身で搭載していた。 

 また、電動バイクが置かれていた中庭に可燃物が雑然と置かれていたことも火災の拡大につながった。さらに、不動産管理会社による消防設備の保守が不十分だったことや、火災の発見、住民の避難、当直の防火担当者による初期消火などが遅れたことも被害の拡大につながった。

 地元警察は電動バイクの持ち主、リチウムイオン電池を違法に生産販売していた個人事業主、住宅団地の管理会社の10人を拘束した。地方政府の担当者も処分する。

◇出典

https://baijiahao.baidu.com/s?id=1816879993406261201&wfr=spider&for=pc

https://std.stheadline.com/realtime/article/2038152/%E5%8D%B3%E6%99%82-%E4%B8%AD%E5%9C%8B-%E5%8D%97%E4%BA%AC15%E6%AD%BB%E5%A4%A7%E7%81%AB%EF%B8%B1%E8%AA%BF%E6%9F%A5%E6%8C%87%E6%94%B9%E8%A3%9D-%E9%9B%BB%E9%9B%9E-%E9%81%8E%E7%86%B1%E8%82%87%E7%A6%8D-10%E4%BA%BA%E8%A2%AB%E6%8E%A1%E5%88%91%E4%BA%8B%E5%BC%B7%E5%88%B6%E6%8E%AA%E6%96%BD

◇参考情報
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