上海の車内装材メーカーで争議 労働者が道路封鎖

 2024年11月22日争議米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、自動車内装材メーカーの上海国利汽車真皮飾件(上海市)で21日、労働争議が発生し、制服姿の労働者多数が会社近くで横隊をつくり車の道路を封鎖した。出動した警察官が一部を連行したため、抗議の叫び声が上がるなど騒然とする事態となった。(写真はRFAのサイト)

 同社は大手国有企業。今年10月、勤続年数3年以上の従業員に対し、3カ月分の上海市の最低賃金支払いと引き換えに、依願退職するよう呼びかけた。ネット情報によれば、会社側の賃金支払いが長期間止まっている。

 地元の七宝鎮当局によると、労働争議は21日に始まったのでなく、しばらく前から続いている。七宝鎮の警察は、道路封鎖をしない限り、労使の紛争に介入しないと述べた。

 道路封鎖が起きる前の20日、浙江省寧波市の労働人事争議仲裁委員会は、同社の労働者5人による、違法な労働契約解除に対する賠償請求を受理し、25年1月に審理を行うことを会社側に通知した。

◇出典

https://www.rfa.org/mandarin/yataibaodao/renquanfazhi/hdf-factory-workers-block-roads-in-shanghai-over-labor-disputes-11212024111146.html
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