中国メディアのIT之家によると、中国の著名なサーバー用CPU(中央演算処理装置)メーカー、合芯科技(広東省広州市)が業績不振で操業停止状態にあり、従業員の賃金未払いが半年以上続いているとの情報がSNS(交流サイト)に投稿され注目を集めている。投稿者は、複数の情報源から事実であることを確認したと主張している。(写真は東網のサイト)
同社の上海の拠点で勤務する従業員の投稿情報によれば、同社は6月に、4~5月の賃金支払いが遅れると予告した。この従業員によれば、賃金は6月下旬になって4月分が払われたが、残りの支給がいつになるかは不明という。
同社の江蘇省蘇州市の拠点に務め王亦然技師は「今年の5月からあらゆる金の支払いがない。社会保険料や住宅公共積立金の納付も止まっている。従業員は自宅待機を命じられた」と話している。王技師によれば、賃金未払いの従業員は500人余りに上り、多くの従業員が当局に労働争議の仲裁を申し立てた。
別の中国メディア、観察者網によると、同社は2014年に発足し、資本金1億5800万元(約34億円)。米IBMのPOWERアーキテクチャーをベースとするCPUの自主開発が可能とみられ期待を集めていた。広州経済技術開発区と広東省財政庁も出資している。