遺伝子組み換え大豆油を表示せず使用 天津当局が調査

 2024年10月23日KFC中国メディアの北晩在線などによると、天津市河西区市場監督管理局の係官がこのほど、「ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)」の複数の店舗で、遺伝子組み換え大豆を原料とする食用油が客に表示しないまま使われていたことを発見した。同局は、食用油を差し押さえるとともに、店に対する調査に着手した。(写真は星島日報のサイト)

 同局によれば、使われていたのは、有名ブランド「陽光牌」の大豆油。ボトルには原料が「遺伝子組換え大豆」と明記されていた。店員によれば、食用油は調理用鉄板に塗り、鶏や豚肉を焼くのに使われていた。

 天津市市場監督管理局によれば、河西区以外のKFCの店舗でも、同じブランドの遺伝子組み換え原料を使った大豆油が、表示しないまま使われていた。同局の下部機関が調査を進めている。

 中国の食品安全法は、飲食物の加工の際、遺伝子組み換え食品を使う際、消費者に表示することを義務付けており、違反すれば5000~5万元(約11万~110万円)の罰金が課される。

 中国では他都市でも、飲食店が遺伝子組み換え大豆を使った食用油を表示せずに使い、処罰されるケースが出ている。貴州省貴陽市観山湖区の市場監督管理局は、区内の飲食店が大豆油の没収された上、罰金5000元の支払いを命じられた。

◇出典

https://baijiahao.baidu.com/s?id=1813600488904605979&wfr=spider&for=pc

◇参考情報

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