中国で4日間に2件の炭鉱事故　12人死亡

　中国メディアの中国新聞網などによると、中国で最近の4日間に四川省と雲南省で2件の炭鉱事故があり、計12人が死亡、2人が坑内に取り残されている。

　四川省楽山市の四合炭鉱では21日午前10時ごろ、坑内にある入気用の風井坑を塞ぐ作業中に事故があり、作業員8人が坑内に閉じ込められた。全力で救出作業が行われたが、8人全員が死亡した。

　雲南省昭通市威信県では18日午前5時40分ごろ、威信県三桃郷溝頭炭鉱で、石炭の噴出とガスの突出事故が発生。威信県応急管理局によれば、4人が死亡、2人が不明となっている。

　事故直前まで採炭機械による採掘が行われており、厚さ90センチの薄い炭層まで掘り進んだところ事故が起きた。噴出した石炭は300トンに上り、作業空間全部が石炭で埋まった。

○炭鉱でガス突出事故＝作業員13人死亡、3人不明―河南