中国メディアの紅星新聞によると、広東省梅州市の平遠県で16日以降の大雨により土砂災害や水害が発生し、21日午後3時現在、38人が死亡、2人が行方不明になった。県内の被災者は5万5388人、倒壊家屋は2247戸、直接的な経済的損失は58億5000万元(約1287億円)に上った。(写真は中央通信社のサイト)
同県の人口は2022年現在18万7000人で、約3割が被災したことになる。同県では道路の崩落や路面の損壊、通信基地局停止や通信線の損壊、配電施設の損害、発電所の浸水、水道管の破壊なども起きている。農地6759ヘクタール、養殖池452ヘクタールも被害を受けた。
平遠県の対策本部によれば、4月4日の増水季入り以降の同県の雨量は1221.6ミリで平年の2倍。特に16日午前8時からの24時間の雨量は平均が199.1ミリ、一部では300ミリを超えた。短時間の集中的な豪雨により、山崩れや土石流、洪水が起きた。同県のうち泗水、上挙、差干など8つの郷鎮(町村)で特に深刻な被害が出た。
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