河南で台風並み強風 街路灯に当たり1人死亡

2024年5月16日白宮 中国メディアの中国新聞網などによると、河南省各地で14日夜から15日早朝にかけ台風波の強風が吹き、街路樹が吹き飛ばされたり、農作物が倒れるなどの被害が出た。同省南陽市鎮平県では、通行人が倒れた街路灯に直撃されて死亡した。(写真は界面新聞のサイト)

 鎮平県では同日、強風で石像が倒れ、白色の乗用車に当たった。石像は数トンの重さがあり、車は押しつぶされたが、車内に人はいなかった。

 ネットの映像によれば、河南省内各地で、道路両側の街路樹が根本から抜けたり、電柱が倒れたりする被害が相次いだ。車が壊れたり、夜市の露店の椅子などが吹き飛ばされる映像もネットに投稿されている。

 河南省政府は、強風で上から3番目の「黄色警報」を発令。省都鄭州市では、樹木多数が根本から倒れた。省内各地の麦畑では、収穫目前の小麦が吹き倒された。

 河南省気象局は14日、記者会見で、強風の原因を説した。それによると、省内で最近高温が続き、同日は各地で最高気温が32~35度を記録したが、上空に寒気が流れ込み対流活動が活発化し強風が吹いた。

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