賃金未払いで教員が授業拒否 児童は教室でテレビ 河南

2024年3月6日賃金 香港メディアの星島日報によると、河南省開封市祥符区の小学校「楽学求実小学」で、春節(旧正月)の連休後、教員が賃金未払いに抗議して授業を拒否する騒ぎが起きたことを、児童の保護者が明らかにした。児童は教室でテレビを見て過ごしていたという。(写真は星島日報のサイト)

 保護者によると、賃金未払いは既に半年間に及ぶ。食堂も児童への給食を停止。保護者は「教員だけでなく、児童に対しても校長は無責任だ」と批判。一部が学校を訪れ説明を求めた。

 学校側によると、教員との話し合いは終わり、3月1日には授業を再開。児童も正常に聴講しているという。教員の1人は「食堂の給食は再開した。賃金もまもなく支払われると思う」と述べた。

 中国では最近、賃金未払いへの抗議活動がしばしば発生。河南省商丘市では2月、路上清掃員数十人が賃金支払を求めて政府庁舎前で抗議活動を行った。

 2023年12月には、中国四川省遂寧市の病院で、白衣姿の職員約10人が病棟4階から飛び降りを図る騒動を起こした。賃金未払いへの抗議と見られている。

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