
X(旧ツイッター)を含むSNS(交流サイト)で最近、青海で空前の水害が起き、死者は数十人、行方不明者数千人に上るとする投稿が相次いだ。また、公式メディアが発生から10日も経って報じたことに「なぜ災害の情報はいつも規制されるのか」との批判の声が上がっている。
中国中央テレビも、3月1日夜から2日朝にかけ「青海の洪水」、「ドゲツァオナ(冬格措納)湖の堤防決壊」などの文がいくつかのSNSに投稿され注目を集めたことを伝えた。
同テレビによると、ドゲツァオナ湖で2月18日、水位が上昇して水門左側の壁が崩れ、下流の都蘭県の5町村が影響を受けた。2世帯の8人が被災し、家畜195頭が死んだが、住民にけがはなかった。「数十人死亡、行方不明数千人」の情報はデマだとした。
香港メディアの東網によると、洪水発生から10日も経ってから報じられたことに、ネット上では批判の声が上がった。また「もしネットで情報が出ていなかったら、当局が情報を開示しなかっただろう」との指摘もあった。
◇出典
https://www.cna.com.tw/news/acn/202403020146.aspx
https://hk.on.cc/hk/bkn/cnt/cnnews/20240303/bkn-20240303111802175-0303_00952_001.html
◇参考情報