米補佐官と中国外相が会談=イランと台湾で相互に要請

2024年1月29日王毅 米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、米ホワイトハウスのサリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)は26と27日、バンコクで、中国の王毅外相と会談した。サリバン補佐官は王外相に、中東の緊張緩和のためイランに影響力を行使するよう要請。王外相は補佐官に、台湾独立を支持しないとの約束を守るよう求めた。

 米補佐官と中国外相の会談は、昨年11月、米サンフランシスコで行われた米中首脳会談を受けたもの。両人は、イランと台湾で互いに要求を述べたほか、バイデン大統領と習近平国家主席の次の対話の実現に向け努力することでも合意した。 

 米国が中国に求めたイランへの影響力の行使は、イエメンの親イラン武装組織フーシーによる武力挑発をとめるため。武力挑発は、世界のビジネスを不安定にする恐れがあるためだ。ただ、中国によるイランへの圧力は時期尚早とみられている。

 また、王外相は、台湾で頼清徳副総統が次期総統に選出されたことについて「中国の立場は変わらない。台湾は中国の一部であり、米中関係で最大の問題は『台湾独立』問題だ」と述べた。

◇参考情報

https://www.rfa.org/mandarin/Xinwen/6-01272024170336.html

https://www.rfa.org/mandarin/Xinwen/cmh1-01252024203622.html

◇参考情報
タイトルとURLをコピーしました