中国の人口前年より208万人減る=2年連続で減少

2024年1月18日人口 中国メディアの新京報によると、国家統計局は17日、2023年末現在の中国の人口が14億0967万人で、前年末に比べ208万人減ったと発表した。同局によると、中国の人口減少は2年連続。23年の出生数は902万人、死亡者数は1110万人。人口1000人に対する増加率はマイナス1.48だった。(写真は東網のサイト)

 人口の性別構成は男性が7億2032万人、女性が6億8935万人。人口の性別比率は104.49(女性を100とする)。年齢別構成は16~59歳の生産年齢人口は8億6481万人で、人口に占める割合は61.3%。60歳以上の高齢者は2億9697万人で人口の21.1%だった。

 米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、米ウィスコンシン大学の中国人口統計の専門家、易富賢氏は「中国の人口のマイナス成長は、『計画出産』という誤った政策のため」と指摘。「中国の特殊出生率は1.0前後でとても低い。中国は1991年に既に低いレベルで、当時、計画出産をやめるべきだったが、そうしなかった」と述べた。

 易富賢氏によると、中国の人口減少は長期的な傾向で、中国経済の国際競争力をさらに衰退させる。人口減少と急速な高齢化で中国経済の活力は衰え、国際的な発言権も低下する可能性が高い。

◇出典

https://www.bjnews.com.cn/detail/1705457700129009.html

https://www.rfa.org/mandarin/yataibaodao/shehui/tj-01172024091457.html

◇参考情報
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