米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは9月29日、コンサルティング会社の米クロールの高級幹部が約2カ月にわたり中国本土からの出国を禁じられていると報じた。(写真はRFAのサイト)
出国を禁じられているのは、香港を拠点に企業再編を専門に手掛けているマイケル・チャン業務執行役員。関係者によれば、7月に中国本土に渡航した後、出国できなくなった旨を上司に伝えてきた。
中国政府は今年に入り、外国企業に対する締め付けを強めている。コンサルティング会社、米ミンツ・グループの事務所を家宅を行い、現地従業員を拘束。米ベイン・アンド・カンパニーの従業員に対する事情聴取も行った。
中国当局はさらに、外国企業を対象にデータの管理に関する厳しい新規則も施行した。これらの動きの結果、中国ビジネスに対する米企業の自信は、過去数十年で最低に落ち込んでいる。
◇出典
https://www.wsj.com/world/china/china-blocks-executive-at-u-s-firm-kroll-from-leaving-the-mainland-99c9bd0f?page=1
https://www.rfa.org/mandarin/Xinwen/6-10012023164615.html
◇参考情報