恒大創業者、当局の監視下に 刑事事件化で新段階に

20230928許可印 台湾の中央通信社などによると、経営再建中の中国不動産大手、中国恒大集団の創業者である許家印・董事会主席が、治安機関から「監視居住」を命じられたことが分かった。「監視居住」を命じられると、治安機関が指定する場所からの移動と他者との交流が禁じられる。許氏を補佐する幹部も相次ぎ連行。恒大集団の経営危機問題は、刑事事件に発展することで新たな段階に入った。(写真は星島日報のサイト)

 許氏の「監視居住」は、当初、米ブルームバーグ通信が報道。中国メディアの観察者網も、関係者への取材で事実と確認した。許家印氏は北京におり、行動の自由を制限されている。

 中国メディアの報道によれば、恒大集団の財務の責任者だった夏海鈞・元CEOと潘大栄・元最高財務責任者(CFO)、柯鵬・前CEOを当局が拘束。関連会社の恒大財富の杜亮総経理、恒大人寿トップの朱加麟・元董事長も16日と21日に拘束された。関連会社2社は、恒大集団への資金の供給元だった。いずれも資金の違法な流用が罪に問われたとみられる。

 中央通信社によると、恒大集団に対しては、中国証券監督管理委員会(証監会)が、情報公開規則違反で調査対象とすることを決定。法律により、新たな手形の振り出しができなくなり、対外債務の返済も不可能となった。同社は崩壊の危機に直面している。

◇参考情報

恒大集団の広州事務所前で抗議活動 返金など要求

恒大創業者、当局の監視下に 刑事事件化で新段階に

20230928許可印 台湾の中央通信社などによると、経営再建中の中国不動産大手、中国恒大集団の創業者である許家印・董事会主席が、治安機関から「監視居住」を命じられたことが分かった。「監視居住」を命じられると、治安機関が指定する場所からの移動と他者との交流が禁じられる。許氏を補佐する幹部も相次ぎ連行。恒大集団の経営危機問題は、刑事事件に発展することで新たな段階に入った。(写真は星島日報のサイト)

 許氏の「監視居住」は、当初、米ブルームバーグ通信が報道。中国メディアの観察者網も、関係者への取材で事実と確認した。許家印氏は北京におり、行動の自由を制限されている。

 中国メディアの報道によれば、恒大集団の財務の責任者だった夏海鈞・元CEOと潘大栄・元最高財務責任者(CFO)、柯鵬・前CEOを当局が拘束。関連会社の恒大財富の杜亮総経理、恒大人寿トップの朱加麟・元董事長も16日と21日に拘束された。関連会社2社は、恒大集団への資金の供給元だった。いずれも資金の違法な流用が罪に問われたとみられる。

 中央通信社によると、恒大集団に対しては、中国証券監督管理委員会(証監会)が、情報公開規則違反で調査対象とすることを決定。法律により、新たな手形の振り出しができなくなり、対外債務の返済も不可能となった。同社は崩壊の危機に直面している。

◇参考情報

恒大集団の広州事務所前で抗議活動 返金など要求

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