中国経済メディアの経済参考報（電子版）は20日、山東省で建設中の莱栄高速鉄道で、工事を下請けした業者が、同鉄道の一部区間で手抜き工事が行われたことを実名で暴露したと報じた。地盤補強用のスクリューパイルと呼ばれる杭（くい）の大部分が基準を満たしておらず、安全上、重大な懸念があるという。（写真は星島日報のサイト）
暴露を行ったのは、下請け業者の河南省三捷実業（三捷実業、河南省開封市）。同社によれば、元請け業者の中国第八工程局（中建八局、上海市）が手抜き工事を主導した。経済参考報の記者が、専門家の協力を得て調べたところ三捷実業の指摘が正しいことが裏付けられた。
同高速鉄道は、山東省莱西市と栄成市間の193キロ。2020年11月に着工し、23年10月末に完成する見込み。うち一部区間の工事を中建八局が受注。三捷実業が下請け業者として、スクリューパイルを埋め込むための穴掘り作業を担当した。
三捷実業によれば、スクリューパイルは、設計上、求められていた長さ14.5～15.5メートル。しかし、実際に使われたパイルのうち90％は10～13メートルの短いものだった。
中国メディアの光明網によると、山東省交通庁は20日、この問題を重くみて、専門調査チームを立ち上げたと発表した。実態の全面的に調査し、結果を公表するとしている。
◇出典
http://www.jjckb.cn/2023-07/20/c_1310733278.htm
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1771986088820001053&wfr=spider&for=pc
https://std.stheadline.com/realtime/article/1940311/%E5%8D%B3%E6%99%82-%E4%B8%AD%E5%9C%8B-%E5%B1%B1%E6%9D%B1%E8%90%8A%E6%A6%AE%E9%AB%98%E9%90%B5%E2%94%82%E7%B8%BD%E6%89%BF%E5%8C%85%E9%81%AD%E5%AF%A6%E5%90%8D%E8%88%89%E5%A0%B1%E6%B6%89%E5%81%B7%E5%B7%A5%E6%B8%9B%E6%96%99-%E5%88%86%E5%8C%85%E5%95%86%E6%8F%AD%E8%B7%AF%E5%9F%BA%E6%A8%81%E9%95%B7%E6%9C%AA%E9%81%94%E6%A8%99
https://baike.baidu.com/item/%E8%8E%B1%E8%8D%A3%E9%AB%98%E9%80%9F%E9%93%81%E8%B7%AF/22147410?fr=api_baidu_opex_festival
https://baike.baidu.com/item/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E5%BB%BA%E7%AD%91%E7%AC%AC%E5%85%AB%E5%B7%A5%E7%A8%8B%E5%B1%80%E6%9C%89%E9%99%90%E5%85%AC%E5%8F%B8/6808607?fr=ge_ala
◇参考情報