中国メディアの中国青年網によると、遼寧省阜新市安全生産委員会は5日夕、市内の炭鉱会社、阜新弘霖砿業が、6月27日に起きた7人死亡7人負傷の炭鉱事故を隠していたと発表した。同市の警察が捜査を始め、炭鉱の責任者らを取り調べている。（写真は東網のサイト）
阜新市当局は4日、阜新弘霖砿業で労災事故が起きたとの手掛かりをつかみ直ちに調査チームを編成。炭鉱の管理当局や応急管理、警察が合同で炭鉱への立ち入り調査を実施した結果、14人が死傷していたことが分かった。けが人7人の症状は軽く、病院で治療を受けている。
別のメディアの澎湃新聞によると、阜新弘霖砿業は今年1月、阜新市石炭工業転換発展局から、ガス噴出や火災など重大な事故が起きる可能性を警告されていた。
同社は21年2月にも阜新市と遼寧省から、作業員の定員超過や安全監視システムの故障など、安全上の問題があるとの指摘を受けた。同年11月にも同発展局から、メタンガスや一酸化炭素濃度が安全基準を超えているとして、対策を求められていた。
中国では鉱山に絡む死傷労災事故が頻発。今年2月には内モンゴル西部のアルシャー盟アルシャー左旗の露天掘り炭鉱で崩落事故が発生。作業員53人が死亡した。
一方で事故隠しも横行。香港メディアの東網が6月末、中国本土の情報として伝えたところでは、山西省山西忻州市代県の鉄鉱山が2007～15年に起きた事故を隠ぺい。少なくとも17人が死亡していたが、当局に報告していなかったころ今年6月に発覚した。
◇出典
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1770602847813851459&wfr=spider&for=pc
https://www.thepaper.cn/newsDetail_forward_23749418
https://www.thepaper.cn/newsDetail_forward_23749935
https://hk.on.cc/hk/bkn/cnt/cnnews/20230706/bkn-20230706082334369-0706_00952_001.html
https://hk.on.cc/hk/bkn/cnt/cnnews/20230630/bkn-20230630121035740-0630_00952_001.html?eventsection=hk_cnnews&eventid=4028834765125aab01651ae8cec27612
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