
中国メディアの澎湃新聞によると、浙江省紹興市の産業排水処理会社、紹興柯橋排水のポンプ場の汚水槽内で今年5月30日、流量計の交換作業中に有毒ガスが発生して作業員2人が死亡、1人が重傷を負う事故が起きていたことが4日までに分かった。(写真は
東網のサイト)
紹興市応急管理局は、安全対策を行わないまま作業と救出活動を行ったことが事故につながったとして、関係者3人は司法機関への送致、同社と工事の請負会社、責任者3人は行政罰が相当との判断を公表した。
同局によると、紹興柯橋排水は同日、流量計の交換作業を計画。作業員が流量計が入る汚水槽の中に入り、流量計を取り外したところ多量の硫化水素が噴出した。
作業員は意識を失って汚水槽に残る水の中に転倒。同社の別の作業員2人が、防毒マスクと着けないまま救助のため汚水ますに入りすぐに中毒して倒れた。
同局の事故調査班の調べでは、排水処理会社は汚水槽内での安全作業規則を定めておらず、作業員への安全対策の研修を行っていなかった。工事の請負会社も従業員の研修を怠った。
中国では今回と似た労災事故がしばしば発生。21年には広東省汕尾市のディスプレー製造大手の純水タンク内で、作業員4人が酸欠死する事故が起きた。
◇出典
https://www.thepaper.cn/newsDetail_forward_23722041
◇参考情報

中国メディアの澎湃新聞によると、浙江省紹興市の産業排水処理会社、紹興柯橋排水のポンプ場の汚水槽内で今年5月30日、流量計の交換作業中に有毒ガスが発生して作業員2人が死亡、1人が重傷を負う事故が起きていたことが4日までに分かった。(写真は
東網のサイト)
紹興市応急管理局は、安全対策を行わないまま作業と救出活動を行ったことが事故につながったとして、関係者3人は司法機関への送致、同社と工事の請負会社、責任者3人は行政罰が相当との判断を公表した。
同局によると、紹興柯橋排水は同日、流量計の交換作業を計画。作業員が流量計が入る汚水槽の中に入り、流量計を取り外したところ多量の硫化水素が噴出した。
作業員は意識を失って汚水槽に残る水の中に転倒。同社の別の作業員2人が、防毒マスクと着けないまま救助のため汚水ますに入りすぐに中毒して倒れた。
同局の事故調査班の調べでは、排水処理会社は汚水槽内での安全作業規則を定めておらず、作業員への安全対策の研修を行っていなかった。工事の請負会社も従業員の研修を怠った。
中国では今回と似た労災事故がしばしば発生。21年には広東省汕尾市のディスプレー製造大手の純水タンク内で、作業員4人が酸欠死する事故が起きた。
◇出典
https://www.thepaper.cn/newsDetail_forward_23722041
◇参考情報