中国メディアの上観によると、中国全土の水力発電量の80％近くを占める四川、雲南の両省で、干ばつよる発電量の減少が続いている。両省は中国沿岸部への電力供給源のため、火力発電により減少分の穴埋めを急いでいる。（写真は東網のサイト）
今年の水力発電量は、雲南省は3～5月に前年比14.1％～43.1％減少。四川省は1～3月は前年同期比13.8％増えたが、4、5月は前年同月比11.9％～24.4％減少した。専門家によれば、雲南省では深刻な干ばつが持続、四川省では主要河川の水量が今年に入り減少したことが影響した。
うち雲南省は1～4月の平均降水量が32.9ミリと例年より64.1％少なく、同期としては過去10年間で最少となった。この間の平均気温は14.1度で、例年より0.9度高かった。
両省では、沿岸部への電力供給確保のため、火力発電の拡大を急いでいる。雲南省統計局によると、同省の1～5月の火力発電量は前年同期比31.1％増の277億2800万キロワット時。うち5月単月は70億0200キロワット時で前年同期比141.5％増だった。四川省も4、5両月の火力発電量が前年同月比36.5％と86.4％増えた。
◇出典
https://export.shobserver.com/baijiahao/html/624263.html
https://hk.on.cc/hk/bkn/cnt/cnnews/20230620/bkn-20230620150126480-0620_00952_001.html
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