20230531電力中国の各メディアの報道によると、中国南西部の水力発電の中心地の一つ、雲南省で干ばつが続き、発電能力に影響が出ている。電力の大消費地である広東省は、3分の1を雲南省から供給を受けており、夏の電力消費のピークを目前に電力不足の危機に直面している。(写真は東網のサイト)

 雲南省は年初から干ばつが続き、5月に入っても十分が降雨がない。6月以降もまとまった雨がないと、農業と電力確保に重大が影響が出る恐れがある。

 雲南省の4月の降水量は前年同月比71%減の16.8ミリ。発電量は前年同月比約20%減の215億9000万キロワット時だった。

 中国南方の電力網のうち、最大の送り手は雲南、受け手は広東。22年、雲南が広東に送った電力は1221億キロワット時で、広東が省外から受けた電力の68.92%を占めた。広東の電力全体の16.03%を占める。広東は6~8月が電力消費のピークで、雲南の発電量不足の直撃を受ける恐れがある。

◇出典

https://hk.on.cc/hk/bkn/cnt/cnnews/20230530/bkn-20230530133622472-0530_00952_001.html