台湾の中央通信社によると、ＥＭＳ（電子機器の受託製造サービス）世界最大手の鴻海（ホンハイ）精密工業傘下の富士康科技集団（フォックスコン）の広東省深セン市の工場で生産設備のインドへの移転準備と人員整理が始まったとの情報を、このほど複数のネット民が投稿した。フォックスコンの責任者は、中国メディアの界面新聞に「情報は事実でなく、深セン工場の運営は正常に行われている」とコメントした。（写真は壱蘋新聞網のサイト画面）

　1月の春節（旧正月）後、中国の製造業は受注が激減しており、フォックスコンを含む大企業の多くが従業員募集を停止し、生産設備の海外移転を始めた。中国の労働者は報酬減少や求職難に直面している。

　「21ic電子網」など中国の複数のネットメディアによると、フォックスコンの深セン工場は生産ライン8本を撤去。人材派遣会社には人員整理を通知。臨時工の募集を行わないほか、正社員の休暇取得も奨励している。同社は、生産設備のインド移転のためと説明しているという。

　動画投稿アプリ「TikTok（ティックトック）」などには、大量の生産設備がトラックに積み込まれる様子や、深セン工場を訪れた多数のインド人の姿を映した映像が投稿されている。インド人は研修や視察を行っているとみられる。

　フォックスコンは、米アップルのiPhoneなどを受託生産している。フォックスコンの河南省鄭州市の工場で昨年、新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに、従業員多数の逃亡や暴動が発生。iPhoneの供給に大きな影響が出たため、アップルがホンハイに対し、生産ラインのインド、ベトナムへの移転でリスクを分散するよう求めていた。

　台湾の中央通信社によると、ＥＭＳ（電子機器の受託製造サービス）世界最大手の鴻海（ホンハイ）精密工業傘下の富士康科技集団（フォックスコン）の広東省深セン市の工場で生産設備のインドへの移転準備と人員整理が始まったとの情報を、このほど複数のネット民が投稿した。フォックスコンの責任者は、中国メディアの界面新聞に「情報は事実でなく、深セン工場の運営は正常に行われている」とコメントした。（写真は壱蘋新聞網のサイト画面）

　1月の春節（旧正月）後、中国の製造業は受注が激減しており、フォックスコンを含む大企業の多くが従業員募集を停止し、生産設備の海外移転を始めた。中国の労働者は報酬減少や求職難に直面している。

　「21ic電子網」など中国の複数のネットメディアによると、フォックスコンの深セン工場は生産ライン8本を撤去。人材派遣会社には人員整理を通知。臨時工の募集を行わないほか、正社員の休暇取得も奨励している。同社は、生産設備のインド移転のためと説明しているという。

　動画投稿アプリ「TikTok（ティックトック）」などには、大量の生産設備がトラックに積み込まれる様子や、深セン工場を訪れた多数のインド人の姿を映した映像が投稿されている。インド人は研修や視察を行っているとみられる。

　フォックスコンは、米アップルのiPhoneなどを受託生産している。フォックスコンの河南省鄭州市の工場で昨年、新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに、従業員多数の逃亡や暴動が発生。iPhoneの供給に大きな影響が出たため、アップルがホンハイに対し、生産ラインのインド、ベトナムへの移転でリスクを分散するよう求めていた。