米公共放送ボイス・オブ・アメリカ（ＶＯＡ）によると、米下院外交委員会は１日、中国系短編動画投稿アプリ「TikTok（ティックトック）」の米国での利用を禁じる法案を賛成多数で可決した。ただ、法案には言論の自由を脅かすとの批判もある。（写真はRFAのサイト画面）
法案は、共和党が主導する下院外交委員会で可決したものの、成立するには下院と上院の全議員による表決とバイデン大統領の署名を経る必要がある。民主党議員の一部は、法案に反対している。
法案のマイケル・マコール下院議員は「法案は当局に、TikTokや米国の国家の安全を脅かすあらゆるアプリを禁止する権限を与える」と述べた。
米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア（ＲＦＡ）によると、民主党のグレゴリーミークス下院議員は「世界の米国への支持を減らし、中国の仲間を増やすことにつながる。言論の自由や起業の自由という米国の中核的価値観を破壊する」と述べ、法案に強く反対した。
◇出典
https://www.voachinese.com/a/us-lawmakers-advance-bill-on-banning-tiktok-20230301/6985620.html
https://www.rfa.org/mandarin/Xinwen/8-03012023134106.html
◇参考情報