
米公共放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)によると、ブリンケン米国務長官と中国外交トップの王毅・共産党中央外事弁公室主任が18日、ミュンヘンで会談した。米国が中国の偵察気球を撃墜後、米中の外交トップが会談するのは初めて。会談が悪化している米中関係に与える影響は不明だが、会談できたこと自体に安堵する声が上がっている。(写真は
RFAのサイト画面)
会談終了後、ブリンケン氏はツイッターで「中国偵察気球の侵入を非難し、2度と起こしてはならないと強調した。中国がロシアに物的支援をしないよう警告した。米中の意思疎通ルート確保の重要性も強調した」と書いた。
米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、中国外務省の報道官は「王毅氏が米国の求めに応じ、ブリンケン氏と非公式会を行った。王氏は、いわゆる飛行艇事件で、米国側に不満を示し厳しく抗議した。米側のやりかたは、武力の乱用だと語った」と述べた。報道官によれば王毅氏はまた「中ロ関係で、米国の指図や脅迫は受け入れられない」と語った。
台湾政治大学国際関係研究センターの宋国誠研究員は「国際社会は、米中関係が気球事件でさらに悪化するのを和らげられると期待していた」と指摘。しかし「中国側に米中関係改善の意図はない」と述べた。
宋研究員は「王毅氏は今回の会談で全く謝罪せず、かつての『戦狼外交』を復活させた。中国は米国との間で、最後は戦うしかないと考えている」と語った。
シンガポール国立大の庄嘉穎副教授は「米中に相互信頼が欠ける中、今回の会談の重点は、対話により誤判断による衝突を避けることだ」と述べた。
◇出典
https://www.rfa.org/mandarin/yataibaodao/junshiwaijiao/ec-02202023094606.html
https://www.voachinese.com/a/china-on-twitter-blinken-wang-20230218/6969374.html
◇参考情報

米公共放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)によると、ブリンケン米国務長官と中国外交トップの王毅・共産党中央外事弁公室主任が18日、ミュンヘンで会談した。米国が中国の偵察気球を撃墜後、米中の外交トップが会談するのは初めて。会談が悪化している米中関係に与える影響は不明だが、会談できたこと自体に安堵する声が上がっている。(写真は
RFAのサイト画面)
会談終了後、ブリンケン氏はツイッターで「中国偵察気球の侵入を非難し、2度と起こしてはならないと強調した。中国がロシアに物的支援をしないよう警告した。米中の意思疎通ルート確保の重要性も強調した」と書いた。
米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、中国外務省の報道官は「王毅氏が米国の求めに応じ、ブリンケン氏と非公式会を行った。王氏は、いわゆる飛行艇事件で、米国側に不満を示し厳しく抗議した。米側のやりかたは、武力の乱用だと語った」と述べた。報道官によれば王毅氏はまた「中ロ関係で、米国の指図や脅迫は受け入れられない」と語った。
台湾政治大学国際関係研究センターの宋国誠研究員は「国際社会は、米中関係が気球事件でさらに悪化するのを和らげられると期待していた」と指摘。しかし「中国側に米中関係改善の意図はない」と述べた。
宋研究員は「王毅氏は今回の会談で全く謝罪せず、かつての『戦狼外交』を復活させた。中国は米国との間で、最後は戦うしかないと考えている」と語った。
シンガポール国立大の庄嘉穎副教授は「米中に相互信頼が欠ける中、今回の会談の重点は、対話により誤判断による衝突を避けることだ」と述べた。
◇出典
https://www.rfa.org/mandarin/yataibaodao/junshiwaijiao/ec-02202023094606.html
https://www.voachinese.com/a/china-on-twitter-blinken-wang-20230218/6969374.html
◇参考情報