石家荘空港で多数便が緊急代替着陸=当局「上空に気球」

202300217球 中国メディアの紅星新聞によると、河北省石家荘市の石家荘正定空港で16日午前、上空の飛行が臨時制限され、到着便多数が他空港に代替着陸した。中国民用航空局華北地区管理局はメディアの取材に対し、同空港上空で「正体不明の飛行物体が見つかったため」と説明した。結局、飛行物体は気球と判明し、正常運航が再開したという。(写真は星島日報のサイト画面)

 台湾の中央通信社によると、米国で2月4日、偵察用とみられる中国の気球が撃墜された事件後、中国政府は米国製気球が昨年5月以降、10回以上、中国の領空を侵犯したと非難した。中国山東省青島市即墨区海事局は13日、同省日照市沖で正体不明の飛行物体が見つかり「担当部門が撃墜の準備を整えた」と発表している。

 山東省日照市沖の飛行物体について、その後の情報発表はないが、中国では緊張が高まっている。石家荘の空港の飛行制限で多数の便が代替着陸したとの情報がネット上に流れると、上海証券取引所では16日午後、人民元建てのA株市場で株価が急落した。

 中国紙・環球時報の前編集長で、愛国的な言論で知られる胡錫進氏は、石家荘と青島の騒動に絡み「当局は速やかかつ自主的に、民衆に情報を公式発表する必要がある」と述べた。

 胡氏によれば、石家荘の空港上空における気球発見の情報は公式発表ではなかった。青島市即墨区海事局も「撃墜準備」を伝えた後、結果などについて情報の発表がない。胡氏は「民衆がその後の事態の展開について知ることは必要だ」と指摘した。

◇出典

http://news.chengdu.cn/2023/0216/2327235.shtml

https://www.cna.com.tw/news/acn/202302160287.aspx
◇参考情報

石家荘空港で多数便が緊急代替着陸=当局「上空に気球」

202300217球 中国メディアの紅星新聞によると、河北省石家荘市の石家荘正定空港で16日午前、上空の飛行が臨時制限され、到着便多数が他空港に代替着陸した。中国民用航空局華北地区管理局はメディアの取材に対し、同空港上空で「正体不明の飛行物体が見つかったため」と説明した。結局、飛行物体は気球と判明し、正常運航が再開したという。(写真は星島日報のサイト画面)

 台湾の中央通信社によると、米国で2月4日、偵察用とみられる中国の気球が撃墜された事件後、中国政府は米国製気球が昨年5月以降、10回以上、中国の領空を侵犯したと非難した。中国山東省青島市即墨区海事局は13日、同省日照市沖で正体不明の飛行物体が見つかり「担当部門が撃墜の準備を整えた」と発表している。

 山東省日照市沖の飛行物体について、その後の情報発表はないが、中国では緊張が高まっている。石家荘の空港の飛行制限で多数の便が代替着陸したとの情報がネット上に流れると、上海証券取引所では16日午後、人民元建てのA株市場で株価が急落した。

 中国紙・環球時報の前編集長で、愛国的な言論で知られる胡錫進氏は、石家荘と青島の騒動に絡み「当局は速やかかつ自主的に、民衆に情報を公式発表する必要がある」と述べた。

 胡氏によれば、石家荘の空港上空における気球発見の情報は公式発表ではなかった。青島市即墨区海事局も「撃墜準備」を伝えた後、結果などについて情報の発表がない。胡氏は「民衆がその後の事態の展開について知ることは必要だ」と指摘した。

◇出典

http://news.chengdu.cn/2023/0216/2327235.shtml

https://www.cna.com.tw/news/acn/202302160287.aspx
◇参考情報
タイトルとURLをコピーしました