ペロシ米下院議長が8月に台湾訪問を計画中と報じられていることについて、中国国防省の譚克非報道官は26日、「米側が一方的に実施すれば、中国軍は座視しない」と述べて強くけん制した。台湾の中央通信社が26日伝えた。
報道官は「ペロシ氏は、米政府のナンバー3で、台湾を訪問すれば、一つの中国の原則に対する重大な違反だ」と指摘。米中両軍の関係を深刻に破壊するもので「台湾海峡情勢をさらに緊張させることにつながる」と述べた。
米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、ペロシ議長の訪台については、中国外務省も「強力な措置により、断固として報復する」とコメントするなど、中国政府は連日、強い警告を発している。
米国防省の米国防総省のエリー・ラトナー・インド太平洋安全保障担当国防次官補は26日、首都ワシントンで行われたシンクタンクのセミナーで、記者の質問に答え「米国の国会議員は、訪問の日程を自分で決める権利を持つ」と述べた。
◇出典
https://www.cna.com.tw/news/acn/202207260335.aspx
https://www.rfa.org/mandarin/yataibaodao/junshiwaijiao/jt-07262022091600.html
◇参考情報