
中国メディアの中国新聞網によると、寧夏回族自治区の衛生健康委員会は、同自治区銀川市の寧夏医科大学総病院が19日、「腺ペスト」の患者1人を確認したと発表した。自治区政府は、ペストの感染拡大防止態勢では4段階で最低ランクの「4級」を発動し、各種の対策を始めた。(写真は
東網のサイト画面)
患者は男性(45)。内モンゴル自治区オルドス市オトク前旗の上海廟牧場に住む牧畜民。12日に発熱や倦怠(けんたい)感、下痢の症状を訴え、銀川市の病院2カ所で診察を受けた。14日に同大学総病院に転院した後、腺ペストの診断を受けた。
寧夏では2021年8月にも、内モンゴル自治区オルドス市の牧畜業の女性が同大学総病院で「腺ペスト」と診断されている。中国の腺ペスト患者は、19日の男性を含め、最近4年間で計11人となった。
中国では1980年代には、毎年約20人の腺ペスト患者が確認されていた。1990年代に、南方地区で一時、患者が増えた。2010年以降は、毎年数人の患者が西北地区の各省(自治区)で確認されるにとどまっていた。
最近4年間は、内モンゴルと寧夏で毎年患者が確認され、19年には全国5人が発症し1人が死亡したが、うち4人は内モンゴルだった。20年には、全国で4人が発症市3人が死亡した。死者のうち2人は内モンゴルの住民だった。
ペストは、ノミが媒介してげっ歯類の間で流行するが、ヒトも感染の恐れがある。内モンゴル衛生健康委員会によると、腺ペストの感染経路はノミ、動物や患者との直接接触、動物や患者の飛沫の3つだという。
◇出典
http://www.chinanews.com.cn/gn/2022/07-20/9807590.shtml
http://www.chinanews.com.cn/sh/2022/07-21/9808218.shtml
http://www.chinanews.com.cn/sh/2022/07-19/9807321.shtml
◇参考情報
○ペスト感染で1人死亡、35人を隔離 内モンゴル
○内モンゴルでペスト 当局が年末まで3級警報発令

中国メディアの中国新聞網によると、寧夏回族自治区の衛生健康委員会は、同自治区銀川市の寧夏医科大学総病院が19日、「腺ペスト」の患者1人を確認したと発表した。自治区政府は、ペストの感染拡大防止態勢では4段階で最低ランクの「4級」を発動し、各種の対策を始めた。(写真は
東網のサイト画面)
患者は男性(45)。内モンゴル自治区オルドス市オトク前旗の上海廟牧場に住む牧畜民。12日に発熱や倦怠(けんたい)感、下痢の症状を訴え、銀川市の病院2カ所で診察を受けた。14日に同大学総病院に転院した後、腺ペストの診断を受けた。
寧夏では2021年8月にも、内モンゴル自治区オルドス市の牧畜業の女性が同大学総病院で「腺ペスト」と診断されている。中国の腺ペスト患者は、19日の男性を含め、最近4年間で計11人となった。
中国では1980年代には、毎年約20人の腺ペスト患者が確認されていた。1990年代に、南方地区で一時、患者が増えた。2010年以降は、毎年数人の患者が西北地区の各省(自治区)で確認されるにとどまっていた。
最近4年間は、内モンゴルと寧夏で毎年患者が確認され、19年には全国5人が発症し1人が死亡したが、うち4人は内モンゴルだった。20年には、全国で4人が発症市3人が死亡した。死者のうち2人は内モンゴルの住民だった。
ペストは、ノミが媒介してげっ歯類の間で流行するが、ヒトも感染の恐れがある。内モンゴル衛生健康委員会によると、腺ペストの感染経路はノミ、動物や患者との直接接触、動物や患者の飛沫の3つだという。
◇出典
http://www.chinanews.com.cn/gn/2022/07-20/9807590.shtml
http://www.chinanews.com.cn/sh/2022/07-21/9808218.shtml
http://www.chinanews.com.cn/sh/2022/07-19/9807321.shtml
◇参考情報
○ペスト感染で1人死亡、35人を隔離 内モンゴル
○内モンゴルでペスト 当局が年末まで3級警報発令